今年もラリージャパンの季節がやってきた!番組では勝田貴元選手に完全密着。さまざまな困難にぶつかりながらも、地元で走りぬいた姿を追った。
11月6日から4日間で開催されたラリージャパン(愛知・岐阜)。トヨタ勢が表彰台を独占した。
番組では勝田貴元選手に完全密着。2022年には表彰台に上がり、その後も2年連続で複数回のベストタイムを獲得している勝田選手。期待のかかる地元での激闘を追った。
勝田選手はSS3でベストタイムを獲得。DAY2終了時点で総合順位2位につけた。1位のセバスチャン・オジエ選手と3位のエルフィン・エバンス選手はわずか10.2秒差。トヨタ勢による優勝争いが熾烈さを増す。
状況が一転したのはDAY3、SS11。勝田選手がコーナーでバリケードに接触。パワーステアリングにも支障をきたし、岩のように重いハンドルを苦しい表情で操作。サービスパークのエンジニアチームに指示を仰ぎながら応急処置を施し最終SSを走り切るも、デイリタイアとなった。
夜間、メカニックによる修復を終え、挑む最終日。「(クルマを)直してもらって本当に感謝です。(中略)雨の中、早朝からたくさんの人が応援してくださってありがたいです。感謝の気持ちを走りで表せるように最後までいいペースで走り切りたいです」そう語った勝田選手はSS17、SS18でトップタイムを獲得。最終SSではパンクとスピンに見舞われながらも、フィニッシュまで駆け抜けた。
見届けた豊田章男会長は「順位という結果はともかく、貴元選手の成長は日本の多くのファンに見てもらえたと思うし、逆にもっと応援したくなる気持ちになってもらえたんじゃないかと思いました」と、4日間の奮闘を讃えた。
仲間やファンへの感謝を胸に、困難に屈せず走り抜けた勇姿を、ぜひご覧いただきたい。