「最も攻略が難しいラリー」。今年も伝統のラリー・モンテカルロからスタートした「世界ラリー選手権(WRC)」。新体制で挑んだTGR-WRTに密着。
1月22日から25日。「世界ラリー選手権(WRC)」が今年もラリー・モンテカルロから開幕した。1911年に始まり、WRCで最も長い歴史を誇るラリー・モンテカルロの舞台は、モナコとフランス山岳地帯。ステージは基本的に舗装路だが、天候によって積雪路面、シャーベット状の路面、アイスバーン、ウェット路面など、さまざまな表情をみせるため「最も攻略が難しいラリー」とも言われている。
そんなラリー・モンテカルロから、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)は新体制で挑んだ。中でもオリバー・ソルベルグ選手は、唯一の新顔。WRC2003の王者、ペター・ソルベルグ選手の息子で、昨年のWRC2クラスではチャンピオンに輝いた。
オリバー選手は雪、アイスバーン、泥道など、一筋縄ではいかない路面の中コースアウトするも、華麗にリカバリー。初日から3日目まで首位をキープした。
一方、アジア人唯一のラリー1ドライバー、勝田貴元選手は2日目、パワーステアリングが故障するアクシデントに見舞われる。しかし、3日目のSSS13で2番手タイムをたたき出し、総合順位を3つ上げ巻き返した。勝田選手の走りに、モリゾウも「素晴らしい」「プロドライバー」と、うっとりとした表情を浮かべた。
最終日。オリバー選手が首位を守り切り、ラリー・モンテカルロにおいて最年少優勝記録を更新。エルフィン・エバンス選手が2位、セバスチャン・オジエ選手が3位と続き、表彰台をTGR-WRTが独占した。
勝田選手は最終日も順位を上げ、総合7位でフィニッシュ。
モリゾウは「最高のスタート」と語り「いいスタートが切れた中でのラリージャパンになるので、お楽しみいただきたい」と新体制の今後へ期待を込めた。
今年は5月に開催されるラリージャパン。その前に、開幕戦で奮闘するドライバーの姿を、ぜひチェックしていただきたい。