
レーシングドライバーから運転技術を学んだ先にあったのは、常人離れしたスキルではなく、一般道でも活きる「安全運転の正しい理解」だった!

ストレートでフルスロットル。300km/h近いスピードからフルブレーキで飛び込むコーナー。
こう聞くと、レーシングドライバーは「危ない運転をしている」と思うかもしれない。実際、モータースポーツとは縁遠かった筆者は、サーキットを瞬く間に駆け抜けるレーシングカーと初めて対面したとき、現実離れした印象を受けた。
だが、モリゾウは「レーシングドライバーは究極の安全運転」と語る。
自分とは異なる世界と感じたレーシングドライバーの運転こそが、日ごろから心がけている安全運転の最高峰…?
この言葉の真意を探るべく、レーシングドライバーから直々に運転技術を学ぶTGR主催のイベント・“Driving experience”に森田京之介キャスターが参加!安全運転には自信があると意気込み、市販のGRヤリスで体当たり取材を行った。
高度で難解なスキルが次々と…と思いきや、はじめに教わったのは自動車教習所で聞いたようなシートの位置やハンドルの握り方。派手に見えるレーシングドライバーの運転も、地道な基礎の徹底なくして成り立たないようだ。
実践演習ではスラロームやフルブレーキ等、一般人には縁遠く思えるシチュエーションを体験。しかし学んだことは、前荷重でハンドルをきる重要さや、ブレーキを思いきり踏んだときの制動距離等。誰もが一般道の安全運転に活用できる、クルマの性能の正しい理解と運転技術だった。
安全運転とモータースポーツ。この2つを繋ぐヒントは、講師を務めた松井孝允選手の言葉にあった。
「僕たちはゴールまでクルマを運ばなきゃいけないということが大前提にある」
モータースポーツはどれだけ速く走っても、ゴールしなければ意味がない。クルマの限界値や自分の技量を熟知し、事故を起こすことなく安全に走り続けられるように運転する。そしてその技術に磨きをかけ高めるのもまた、レーシングドライバー…。
モリゾウが語った「究極の安全運転」の真意を、ぜひご自身で紐解いていただきたい。