コラム
2026.01.27
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【衝撃】中学生とトヨタが自動運転で勝負!! AIでここまでできるのか...!

2026.01.27

自動運転のミニカーがサーキットを爆走?なぜ子どもたちも参加するのか、真相を探ってみた!

理想通りにいかない。だから学びになる

愛知県蒲郡市にある学校法人海陽学園 海陽中等教育学校(以下、海陽学園)では、2023年以降、1年生にト技会による出張授業を毎年開催している。

当初は20人ほどの希望生徒のみ参加していたが、2024年は約60人に増加。2025年は学校側の要望もあり、約80人の全1年生に実施。

記事冒頭の中学生も学園の生徒だ。

授業の後、さらに深く学びたいという生徒に向けては、夏休みに追加講座を開催。そして「自動運転ミニカーバトル」の予選にも参戦し、大人たちに本気で勝負を挑んでいるのだ。

これらの講座は学校側からの希望で行われている。

海陽学園 西村英明校長

海陽学園では「次代のリーダーを育成する」という精神のもと、STEM教育にも注力しています。

科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・数学(Mathematics)の総称で、自動運転ミニカーバトルはEの「エンジニア育成」の一端です。

エンジニアリングは、理想通りに進むことのほうが少ない。机上の計算で完結せず、製品を動かすために四苦八苦し、仲間との意見交換が必要になります。

「すでにある正解を探す」のではなく「正解をつくり上げる」。その楽しさや、うまくいかない時の悔しさも感じてほしいと考えています。

そして2025年10月、大会予選が開催された。中学生たちは大人のエンジニアに勝ち、決勝へ進むことができたのだろうか。

悔しさが、未来の楽しさをつくっていく

11月16日の決勝戦。会場に海陽学園の生徒たちの姿はなかった。残念ながら勝ち進むことができなかったのだ。

予選で敗退した中学生たちは「プログラムの調整がうまくいかなかった。悔しさもあるけど、楽しかった」と、肩を落としながらも笑顔で前を見ていた。

2025年の大会は、ビギナー向けの「制限部門」ではトヨタが。上級者向けの「無制限部門」ではスバルチームが優勝。

スバルチームからは「今日は新人たちも連れてきている。技術的な刺激をもらえて人材育成のいい機会になりました」との声が。

ト技会の横村はこう締めくくる。

ト技会 企画委員 横村
大人も子どもも、同じ土俵で真剣に闘う。学生も巻き込んでクルマづくりのファンを増やし、自動車業界の未来を盛り上げていきたいです。

そのためには何が必要か。我々ト技会が試行錯誤することが、自分たちの学びにもなっていくと考えています。

優勝できなかったメンバーは、全員が悔しいはずなのに、誰もが笑顔になっていた。

その悔しさや笑顔こそが、クルマの未来を一層楽しいものへと変えていく、かけがえのない原動力なのだ。

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