トヨタイムズスポーツ
2025.10.15
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女子バスケ開幕へ準備万端、今季のアンテロープスはこの選手に注目!

2025.10.15

Wリーグ開幕直前! 4年ぶりの王座奪還を目指す女子バスケットボールのアンテロープスを直撃した。スタジオゲストには副キャプテンの平下愛佳選手と、チーム最年少の横山智那美選手が登場。

10月10日のトヨタイムズスポーツは、女子バスケットボールのアンテロープスを特集した。

18日に迫るWリーグの開幕。昨シーズンは5位で惜しくもプレーオフ進出を逃したが、経験を積んだ2年目の選手たちと新戦力への期待は高まるばかり。

4年ぶりの王座奪還を目指す新生アンテの注目選手たちを直撃した。

開幕8連敗を経験した選手らが成長

昨シーズンのアンテロープスは、13人中6人が新人という布陣で挑んだが、いきなり開幕8連敗という厳しいスタート。山本麻衣選手ら主力にもケガが続いた。

結果は13勝15敗で5位。4位とは僅差でプレーオフ進出はならず。接戦を落としたのが響いたシーズンとなった。

そして、昨年アーリーエントリー登録された新人のオコンクウォ・スーザン・アマカ選手に加えて、2人が新加入。負けが続く悔しさを経験した選手たちが成長し、新たなシーズンに臨む。

平下愛佳の愛読書は『豊田章男』

スタジオゲストは、副キャプテンの平下愛佳選手と、チーム最年少の横山智那美選手。昨シーズンの途中でケガのため離脱した2人は、開幕に向けて順調に準備を進めている。

ケガをしている間に平下選手が読破したという本が、片山修さん著のノンフィクション『豊田章男』(東洋経済新報社)。「せっかくだったらトヨタに関係のあるような本を読んでみようかな」と思って読んだそうだ。

「章男会長はお客様のことをひたすら考えて、今までの会社の常識とは関係なくお客様のために会社の方針を決めていって。スポーツとは関係ないことを書いてあったんですけど、1個の目標に向かってコツコツ努力していけば、それが叶うかもしれないというのをこの本で学びました」

同学年の選手から「カッケー」「優しい」と称賛される平下選手は、一方で「動きがキモい」と暴露されていた。開幕戦で当たるトヨタ紡織サンシャインラビッツ戦には妹の平下結貴選手がおり、姉妹対決も楽しみだ。

横山智那美が優等生コメント

チームで1番おしゃれだという横山選手は、初めてのスタジオ出演で表情こそ緊張していたが、「トヨタという名前を背負って戦えることの感謝の気持ちと誇りとその責任を胸に、チーム全体で戦って悔いなく終われるシーズンにしたいと思っています」「まだ1週間あるので詰められるところはあると思う。まずは練習から準備していきたい」と優等生のコメントを残した。

印象に残ったのが、ミスとの向き方について。「スポーツしている以上ミスは絶対起こるので、それをどう巻き返すのかと、ミスの仕方を考えて。あとは、そのミスで全てが決まるわけじゃないので、40分間通してのメンタルの保ち方をいつも考えてやっています」と話していた。

番組では、平下選手がハリー・ポッター、横山選手が抹茶にハマっていることや、ルー(平下選手)・シャル(横山選手)というコートネームの由来も明かされた。

3ポイント40%が目標の三浦舞華

VTRでは、森田京之介キャスターが練習を取材。飛躍が期待される5人の2年目選手から、三浦舞華選手と小野寺佑奈選手にインタビューした。

同じポジションの平下選手から「独特なリズムでプレーしているので(相手は)守りづらい」と評価されていた三浦選手。リーグ1年目を「頭を使うしフィジカルも強いし、ディフェンスの状況を見て判断しなきゃいけない。ちゃんと練習しないと通用しないし、簡単にはうまくいかないところが楽しい」と振り返った。

成績で光るのが、3ポイントの成功率37%。今年は40%以上が目標で、「チームのために決めたいと思います」と話していた。

小野寺佑奈はWNBAチームとの対戦で刺激

今年5月の米国遠征ではWNBAのチャンピオンチームなどと対戦して、小野寺選手は精神的にも成長した。「『バスケ楽しいんだな』というのを思い出させてくれました。マッチアップしていく相手に対して何してくるんだろうというワクワクもあれば、自分がオフェンスする中で通用した時も通用しなかった部分も、その瞬間瞬間が自分にとってはすごい刺激的でした」と語る。

メンタルについては「ネガティブ思考だったんですよね。だけど、ポジティブ思考に変えるというよりかは、そういう自分を受け入れるっていう思考に変えた途端、楽になったというか考え方がシンプルになった」と、前向きに受け止めるようになったそうだ。

三浦選手と小野寺選手のインタビューは20:33から。

復帰の永田萌絵はサウナ好き

4シーズンぶりにチームに復帰した永田萌絵選手は、優勝を知っているメンバー。昨シーズンまでは出場機会を求めて韓国リーグに所属し、勝敗を左右する場面でもコートで活躍した。

「ドライブが得意なので、相手の隙をついたドライブでチームに貢献できたら。(大神HCは)ディフェンスをエネルギッシュにやって走るバスケをしたいとずっと言っているので、自分は一番そこが強みかなと思っています」と語る。

経験豊かな196cm、シュック・カイリー・アネット

9月にチームに合流したシュック・カイリー・アネット選手は、身長196cmとリーグでも1、2を争う高さ。WNBAのほかに、オーストラリアなど5カ国でプレー経験がある。

「さまざまなスタイルのバスケットボールを経験してきたからこそ、ここでそれを活かせるはずです。彼女たちと話し助け合いながら、彼女たちが私に教えてくれるバスケットボールと同様に、私の視点も理解してもらえると思います」と話しており、コートでは常に声を出してチームを引っ張っている。

永田選手のサウナへのこだわりなどが聞ける、新加入の2人へのインタビューは32:43から。

開幕戦は10月18日、トヨタアリーナ東京で!

生配信中のYouTubeのチャット欄で「みんないい笑顔だね」「その通りだ」など、18本のコメントを投稿したのが、大神雄子HC。ここでも選手たちを熱く鼓舞していた。

インタビュー(15:42~)でも大神HCは「今年はゼロからのスタートではない。言い訳ができない環境に自分たちを置けたので、1点でどういう勝ち方をするのかにこだわっていきたい。何かをアッドする(加える)というより、今年こそシンプルにバスケットボールをしたいなと思っています 」と抱負を語った。

開幕節は10月18・19日、トヨタアリーナ東京でトヨタ紡織を迎え撃つ。来場者にはトヨタイムズスポーツのアプリから参加できるスタンプラリーのほか、先着でプレゼントされる応援グッズも番組内で発表された。両日とも12:00試合開始で、18:05からは男子のアルバルク東京の試合も行われる。ぜひ会場で、新生アンテロープスの連勝スタートを盛り上げよう!

毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズスポーツ。次回(2025年10月17日)はスケート部を特集する。ミラノ・コルティナ2026オリンピック出場に向けて、ショートトラックのワールドツアーに参戦している吉永一貴選手、平井亜実選手、渡邉碧選手、中島未莉選手に密着。古屋憲吾ヘッドコーチをゲストに招き、部のレジェンドである寺尾悟さんがMCを務める。ぜひ、お見逃しなく!

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