2025.09.22

9月、型式指定申請に関する再発防止について、4度目の進捗報告を国土交通省に行ったトヨタ。豊田章男会長の会見から1年3カ月。いま改めて認証制度について考える。

さまざまな角度から、モビリティに関する経済ニュースを解説する「トヨタイムズビジネス」。
今回は「認証制度」をテーマに、有識者らが語り合う。
進行役の富川悠太、コメンテーターとして中嶋裕樹 副社長、自動車経済評論家の池田直渡氏、さらにゲストとして国土交通省OBでJAF専務理事の野津真生氏を迎えた。
トヨタの課題はどこにあり、どう改善しようとしているのか。池田氏が話す「メディアの責任」とは。
認証問題をめぐっては、制度そのものにも注目が集まった。野津氏は一連の経緯を受けた国交省内での変化を語る。その一つが「官民協議会」の設置だ。
乗用車、トラック、二輪各社の経営幹部と国交省による対話の場を設けることで、双方にとってより実効性のある規制を考えていく。
話は国際間での認証制度の違いについても。9月18日に公開した声だけのトヨタイムズニュースで豊田章男会長は「世界中でクルマ産業に従事している人たちの幸せを願う」と語っている。
ともすれば競合他社に利するようにも聞こえる言葉。3氏の受け止めは、動画終盤に収録されている。
トヨタは9月、認証問題の再発防止の進捗について、4度目の報告を国交省に提出した。「改善後は改善前」。この経験をトヨタ、さらには自動車業界全体の未来につなげていくために、それぞれの立場から議論が交わされた。