今回は米国がテーマの2本立て。S耐最終戦富士で行われたNASCARショーランとともに、トヨタ初となる米国電池工場を特集する。
アメリカの超人気レース、NASCAR (ナスカー・National Association for Stock Car Auto Racing)が日本にやってきた。
11月16日、富士スピードウェイ(静岡県)で行われたスーパー耐久(S耐)最終戦の2日目。米国から招致されたNASCAR車両6台によるショーランが行われ、小林可夢偉選手を含む日米のトップドライバーがハンドルを握った。
会場には、轟音のパフォーマンスを一目見ようと大勢の観客が詰めかけ、ジョージ・グラス駐日米国大使と日本自動車会議所の豊田章男会長も登場。“モータースポーツによる日米文化交流”の実現と、多くのファンが集まったことへの感謝を述べた。
米国での開催時には、毎週末10万人を超えるファンがサーキットに詰めかけるNASCAR。テレビ視聴率はスーパーボウルに次ぐ高さを誇り、まさに全米ナンバーワンのモータースポーツと言える。
2000年からはトヨタも参戦。米国産の人気車種カムリで現地の自動車メーカー勢と競い続けており、今回のショーランにも加わった。
豊田会長は、2026年に米建国250周年を迎えることを踏まえ「(S耐)でNASCARクラスができたら」と語り、クルマを通じた日米親善を続けたいとも述べた。
ショーラン3日前には、モリゾウとして自らカムリに乗り込んでテスト走行。気になる乗り味については、ぜひ映像でご確認ただきたい。
ニュース後半では、現地時間の11月12日に開所式が行われた、トヨタとして海外初となる電池製造工場、TBMNC(Toyota Battery Manufacturing, North Carolina・米国)について特集。
HEV(ハイブリッド車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、BEV(バッテリーEV)向け電池を内製するため、累計で約140億ドルを投資。最大5,100人の新規雇用を創出する、トヨタにとっての新たな重要拠点となる。
併せて開所式では、トヨタは米国事業に今後5年間で最大100億ドルの追加投資を行うことも発表。約70年前の米国進出以来、総投資額は約600億ドルに達するという。
番組では、富川悠太が完成前の工場を訪れるとともに、現場のメンバーにインタビュー。今後の展望や地域社会とのかかわりについて語られているので、ぜひ最後までご覧いただきたい。