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0.01秒を争うスーパーGT 2024 ピットで闘うメカニックたちの物語

2025.09.11

ROOKIE Racingが挑んだ2024年のスーパーGTに密着。チームに勝利をもたらすため、ピット作業に全力をささげるメカニックの奮闘に迫った。

0.01秒の差で勝敗が決まってしまう。そんな苛烈な戦いがサーキット上にある。

日本で最も人気のあるモータースポーツと言われる「SUPER GT(スーパーGT)」。2024年シーズンは4月~12月にかけて全8戦が行われ、ROOKIE Racingも参戦。メインパートナーであるENEOSをはじめ、スポンサー各社による支援を得て「TGR TEAM ENEOS ROOKIE」のチーム名と共にレースへ。

GT500とGT300という、スピードの異なる2つのクラスのクルマが混合で走るのがスーパーGTの大きな特徴。2024年は計47台が走り、抜きつ抜かれつの接戦が繰り広げられた。

2024年シーズンはROOKIE Racingにとって5年目の挑戦となるが、これまでの全戦を振り返っても過去2回しかラウンド優勝できていない。そんな発展途上のチームが挑むのは、未だ成し遂げていない年間王座「シリーズチャンピオン」の獲得。その挑戦に密着した。

特にカメラが注目したのは、レース中のタイヤ交換を担う2人のメカニック。“師弟”とも言える2人をはじめとした、勝負の命運を分けるピット作業に全身全霊をかけるメカニックたちの姿をぜひご覧いただきたい。

また、番組の最後には、チームオーナーであるモリゾウへのロングインタビューも収録。インタビュアーが投げかけたのは「今のROOKIE Racingに足りないものは?」という質問。

モリゾウが答えたチームへの期待、そして“人を育てること”への強い想いについては、実際に映像でご確認いただきたい。

第1章:スーパーGT 2024開幕 タイヤ交換という闘い(4~6月)

岡山国際サーキットでの開幕戦から物語はスタート。

レース中のタイヤ交換を担う2人のメカニック、黒宮裕介と彼のライバルであり“師匠”でもある蓑島信介に密着。

かつて「(タイヤ交換で)1秒でも速く出してあげればドライバーは1秒速く走らなくてもいい」と語っていた黒宮。今回のレースは自分との闘いでもあった。

第2章:鈴鹿での第3戦 優勝のチャンス到来(6~9月)

6月に迎えた鈴鹿サーキット(三重県)での第3戦。

2024年にROOKIE Racingに移籍した福住仁嶺をはじめ、ドライバーたちの巧みなハンドルさばきにより上位に躍り出たチーム。

ピット作業の出来次第では優勝も狙える。しかし、その矢先で・・・

第3章:シーズン最終戦 成長と巣立ち(11~12月)

物語は鈴鹿での最終戦へ。タイヤ交換でミスが重なってしまう黒宮と、声をかけながら成長を見守る簑島。2人の2024年の挑戦も、一区切りを迎えようとしていた。

年間のレースを通じ、反省も学びも得られたROOKIE Racing。シーズンを終えると、新たな挑戦のためにチームを離れるメンバーも。

黒宮の師匠である蓑島は、2025年から新チーフメカニックに就任。仲間たちと目指す目標を語った。

これまでトヨタイムズスポーツでは、「ルーキーレーシング物語」と題して、2024年のレースを戦ったROOKIE Racingを特集し続けてきた。

「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE(S耐2024)」を追った第1弾

”国内最速”の栄光を目指し戦う、2024年の「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に密着した第2弾

そして、スーパーGT 2024をまとめた今回の第3弾。チームオーナーであるモリゾウが語ったように、“未完成のチーム”はこれからも悩み、遠回りをし、自分たちで悩みながら努力を重ね続けていく。

「もっといいクルマづくりを目指して世界で戦えるクルマ屋集団となる」。その目標に向かうROOKIE Racingの活躍に、ぜひ今後も注目いただきたい。

そして、まだ映像に収められていない新たな物語に出会いたい方は、ぜひサーキットに足を運んでいただきたい。迫力ある走りを支えるメカニックに思い馳せれば、より楽しめること間違いなしだ。

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