
約半年ぶりの「声だけのトヨタイムズニュース」は、タテシナ会議が行われた聖光寺で収録。豊田章男会長が安全への想いや危機対応での所作などを語った。

蓼科山聖光寺は、交通事故の犠牲者を供養し安全への祈りを捧げるため、トヨタ自動車とトヨタ販売店が建立した寺院だ。毎年7月、トヨタの役員らが訪れ、夏季大祭を実施している。
2019年からは、自動車業界のトップが集まり、輪禍根絶に向けて意見を交わす「タテシナ会議」も開かれている。
「声だけのトヨタイムズ」第8回は、この「タテシナ会議」後に聖光寺で収録。ということで、安全についての話題が盛りだくさん。(タテシナ会議の模様については、後日トヨタイムズニュースで詳しくお届けします。)
聖光寺がある長野県茅野市はTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジの舞台にもなっているが、「モータースポーツをやっているドライバーは究極の安全運転」と豊田会長は語る。
コンマ1秒を争う世界で、無事にゴールまでクルマを走らせるため、求められるのは卓越した危険予測や操縦技術。これらは安全運転の最たるものだが、豊田会長の解説は一般ドライバーにとっても参考になる。
2025年5-6月にかけて開催された、富士スピードウェイ(静岡県小山町)での24時間耐久レースでは、練習走行でスピンしたエピソードを披露。データ上は問題なかったが、マスタードライバー“モリゾウ”とプロドライバーは、確かに異常を検知していた。事前に対応できたことで、本番は無事完走。
「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を、身をもって示してきたモリゾウ。今考える“一番安全なクルマ”とは?
さらに話題はダイハツの認証問題へ。緊急生配信はどのような想いで実施されたのか。豊田会長は、その後も積極的に現場へ足を運ぶ。そこには危機対応に当たる組織のトップの所作があった。
参道で急きょ決まった収録は、今回もぶっつけ本番。打合せ無し、台本無し。だから話せることがある⁈
声だけのトヨタイムズニュースは以下のPodcastでも配信中。