
5月にトヨタ自動車東日本の岩手工場へ生産を移したカローラ クロス。カローラの新たな歴史を彩るこのクルマが、東北をもっと元気にしていく。

「Made in 岩手の宝が、一つ、また増えた」
2025年5月、トヨタの高岡工場からトヨタ自動車東日本(TMEJ)の岩手工場へと生産拠点を移したカローラ クロス。TMEJは7月、全国のカローラオーナー49組を招待したファンイベントを開催した。
冒頭は登壇した達増拓也 岩手県知事の言葉だ。
1966年に誕生して以来、150以上の国と地域で販売されてきたカローラ。シリーズ累計販売は5,000万台を超える。
そのシリーズの一翼を担うクルマが、東北・岩手で生産される。
東日本大震災の翌年に設立したTMEJ。豊田章男会長は、震災発生直後から毎年のようにTMEJや東北を訪れ、さまざまな言葉で想いを伝えてきた。
「東北の皆様と一緒に、クルマづくりを通じて、東北の未来を創りたい」*1
「“一過性ではない復興支援”は、人が育ち、またその人が、人を育てていくというカタチで実現されていっていると感じました」*2
「この10年、大変な状況から、共にがんばってきた“この地の仲間たち”となら、1+1が必ずしも2ではなく、3や4になる可能性がある」*3
*それぞれのコメントについては、記事末「関連リンク」を参照。
昨年の『声だけのトヨタイムズ』でも、「自動車産業を根付かせて、実業を長く続け、雇用を生み、利潤を生む。そして税金を納めるという、我々が考える一番の社会貢献活動を継続してくことこそが必要」と、改めてトヨタらしい復興支援について語っている。
2025年、岩手工場からまた一つカローラ クロスという復興のシンボルが生まれた。愛され、進化を続けてきたベストセラーカーが、岩手から元気を届けていく。
また、イベントでは来年2月に岩手県内でラリーチャレンジのプレ大会を開催することも発表された。これは、同県出身の佐々木雅弘ドライバーにとって悲願でもある。地元でのラリー開催に対する想いは、佐々木ドライバーと豊田会長の“岩手練り走り”の中で語られている。こちらも合わせてご覧いただきたい。