
ウーブン・シティ、オフィシャルローンチ。「幸せの量産」を掲げ、準備を進めてきたテストコースの街が、ついに動き始めた。
1,677万7,216
ただ、本連載でも以前触れたように、WbyTが大切にしている言葉の一つが「Weavers Are the Heart of Woven City(ウィーバーズはウーブン・シティに欠かせない存在)」。
この街で暮らす住民や訪問者もまた、未来を紡いでいくための大切な仲間。これまでインベンターズもウィーバーズも、安全安心に実証に参加できるように準備が進められてきた。

そしてこの街で“マスター・ウィーバー”と呼ばれているのが豊田会長だ。
豊田会長によるローンチ宣言は次の通り。
豊田会長

皆さんこんにちは!
この街に引っ越してまいります、マスター・ウィーバーの豊田でございます。
マスター・ウィーバー? 私の理解は、世話を焼くのが大好きな、自称町内会長というところかなと思っております。
勝手に町内会長を名乗っている、近所のおじさんだと思っていただければと思います。
あと、やはりここは街というより、未来のためのテストコースです。そういう意味では、コースの管理人(でもあります)。管理人といっても「あれやっちゃダメ」「これやっちゃダメ」と言う人ではなく、「あれやってみたい」「これやってみたい」を、誰よりも大きな声で言う人かなと思っております。
よろしくお願いいたします。
さっき大輔も言っていましたが、ウーブン・シティで起こしていくのはカケザンです。
ナニ×ナニ。
掛け算は1社だけだと成り立ちません。最低でも2社必要なんです
ナニ×ナニ×ナニ×ナニ。
2以上だったら、いくらでも掛けることができます。ただ1を掛けても大きくならない。1じゃダメなんです。
だけど2でいいんです。

皆さん「2」って言ってみてください!
――(インベンターズ、ウィーバーズら)2…。
もっと!2!
――(インベンターズ、ウィーバーズら)2!
そうです。笑顔になるんです。みんなで笑顔の「2」を掛けてまいりましょう。

最初の一歩を一緒に踏み出していただいたのは、7社の皆さんです。7回、2を掛けるといくつになるでしょう?
128です。(後ろのスクリーンに映った128を指して)ここに書いてあります。
ダイキンさんは花粉レスで2を。
ダイドードリンコさんは飲み物が出てくるだけじゃない、自動販売機で2を。
日清食品さんは未来の食べ物で2を。
UCCジャパンさんは未来型カフェで2を。
Z会(増進会ホールディングス)さんは、先進的な教育スタイルで子どもたちの2を。
インターステラさんは、夢を宇宙に飛ばして2を。
共立製薬さんは、大事なペットとの暮らしで2を。
さらに参画いただいたトヨタグループ12社も、がんばって笑顔の2をつくらせてもらいます。
さっきの128に、さらに12回2を掛けると…。
52万4,288。
さらにサポートいただくNTTやエネオス、リンナイ。見守ってくださっている矢崎総業。
そしてナオト・インティライミさんが音楽の力で、さらに2を。
全部で合計24回2を掛け算すると…
1,677万7,216。

これだけの笑顔が集まれば、きっとたくさんの共感が生まれます。そうしたらもっともっと仲間が増えていくと思います。
もうひとつ、忘れちゃいけない数字を掛けないといけません。
もともとここにあった、トヨタ自動車東日本 東富士工場の数字です。
累計の従業員数7,000人。生産台数752万台。これだけ掛けたら…。
こんな話をして何ですが、私数字弱いので、もうよくわかりません。
とにかくたくさんの、笑顔を紡げる気がしてまいりました!
皆さんどうでしょう?
(盛大な拍手と歓声)
ありがとうございます。では皆さん、笑顔でウーブン・シティのスタートを宣言したいと思います。
私が「2掛ける」と言いますから、それに続いて笑顔で「2!」と言ってください。
2掛ける…!
――(インベンターズ、ウィーバーズら)2!!
ありがとうございます!ウーブン・シティ、ローンチです!
Woven City is now officially launched!!! Thank you very much.
今回ローンチしたフェーズ1エリアでは、最終的に約300名の受け入れを予定している。
ここからどれだけの幸せが量産されていくのか。未来の当たり前を発明する挑戦が始まった。
