2025.03.04

輸送会社の困りごとに対して、自動車メーカーのトヨタは何ができるのか。労使の話し合いは、現状を知ることから始まった。
最後はWin-Winに
ここまでの話し合いを受け、生産トップの新郷和晃CPO(Chief Production Officer)は、「今日をキックオフにして、続けていきたい」と呼びかけた。
新郷CPO

(会社と組合)それぞれ違う角度から見ていると思います。意見を持ち寄りながら、今日をキックオフにして、進めていきたいと思います。
まず生物(生産物流)改革ということで、足かけ4年ぐらいやってきて、大きな成果が出ていると私は思っています。
その成果をTier2以下にも広げていきたい。その想いはみんなにもあると思います。ですが、よく考えないと、我々のロジックや想いを押し付けてしまうことになってしまう懸念もあると思います。
物流には物流の世界、文化があります。そこに土足で入っていくわけにはいきません。ただ最終的には、Win-Win。我々も嬉しいし、輸送会社さんも嬉しい。みんなが嬉しい形をつくれるように一緒にやっていきたいなと思います。
引き取り物流も、A社B社C社と回っていくからこそ効率が上がっていく。小さい会社さんだけでは、それはできません。我々は何ができるのか、何をしたらいいのか、このチームで考えていきましょう。
DX、AI、自動化みたいなところは、我々にもきっといろいろな知見やアイデアがあるはずです。それを広く共有していきたい。
今日いろいろな切り口が出てきたと思います。今日を始点に活動をスピードアップして、新しいスタイルで業界課題を解決していきましょう。
550万人の仲間と笑顔で働くために、労使での話し合いは、これからさらに深まっていく。